「エコウィル」市場は50億円、8,000台

第27回　『　エコウィル　』　

エコウィルは、ガスエンジンで発電し、その時の熱で給湯も行う高い経済メリットを持つが、初期投資の大きさがネックになっている。

大阪ガスがシェア6割で、他を圧倒

　「エコウィル」は、都市ガスやLPガスを燃料としてエンジンを回し電気を作りながら、発電時の熱を利用してお湯も作るという1台2役のハイブリッド型機器。1台で電気もお湯も作れる優れものながら、高性能な分初期投資が大きい。

【グラフ1】市場規模推移

　エコウィル市場は、補助金制度を追い風に2000年代初めは順調に伸び続け、2008年2万台のピークをつけた。その後、2011年に補助金制度が廃止となったのに伴い、市場は大幅に縮小した。