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サイトページの表示速度を改善してユーザーのストレス改善 《成功するWEBサイトとは》

有田電器情報システム 有田栄公 社長
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CMS型HP基礎講座

第28回 ~ページの表示速度を改善せよ!~

有田電器情報システム 有田栄公代表取締役 社長

≪ Profile ≫
集客と売り上げアップにつながるホームページ構築技術(PHP・SEO・CSS・MYSQL)により、帝国データバンクと業務提携。日本全国から引き合いが多い。帝国データバンク主催のWEBセミナー講師、パナソニックエコソリューションズ創研のWEBセミナー講師として、全国でセミナーを展開中。VPN構築と社内インフラ設計、アプリ開発を行う。
有田電器情報システム 代表取締役社長 有田栄公

サイトを運営する企業があまり気が付いていないことに「ユーザーの感じるストレス」があります。ページの表示が遅く待たせてしまうことがユーザーの大きなストレスとなっているのです。今回は、こうした問題が起きないためのユーザーストレス改善法を紹介します。

ユーザーの立場考えた企業の姿勢が信用につながる

 今回は、数多くあるストレス改善の中のひとつをご紹介します。

 サイトに動きを出したいときにJAVAscriptやCSSを使いますが、例えばこんなもの

ページトップへ(ページの一番上にゆっくりスクロールするスクリプト)

ページトップへ(ページの一番上にゆっくりスクロールするスクリプト)

事例スクロール(右や左に自動的に画像をずらしながら表示)

事例スクロール(右や左に自動的に画像をずらしながら表示)

その他、ランダム画像表示など多くのJAVAscriptが使われています。

 普通にこれを表示させようとすると、1つに対して50KBや80KBの読み込み時間がかかり、1ページ表示させるまでに数秒かかることがあります。このたった数秒が、ユーザーにはとてもストレスとなり、興味をわかすことよりも、違和感を与えてしまい、別のサイトに逃げていくことが多いのです。これに、企業側はほとんど気付いていません。JAVAscriptは、自身を読み込んでしまうまで、あとの処理をストップさせてしまいますので、この改善がとても重要なのです。

 そこでGzip!Gzipを使うと、よく皆さんが使っている圧縮フォルダのZIPのように圧縮が可能となり、平均で、約80%に圧縮されます。読み込み速度が1/5になりますので、1秒要していた時間が、0.2秒となり、これが全ページで改善されると、ユーザーのストレスがなくなります。

 たったこれだけですが、皆さんもご自分のサイトを、改善後に見てみてください。驚きを感じてもらえることでしょう。

 ただし、これは、新規訪問のユーザーだけに恩恵があり、一度読み込んだページは、パソコンにキャッシュで保存され、次、そのページを開くときには表示速度が上がるので、変わりません。やっと訪れた新規ユーザーのための改善策です。初めて見るサイトにおいて、「なんだか表示が遅いなー」と感じたことはありませんか? そう感じたとき、サイト、その企業の価値はなんだか下がりませんか?

 ちょっとしたことですが、「こまで閲覧するユーザーの立場を考えてくれている!」という企業の姿勢が、信用とブランディングになるのです。

 注意点があります。

  1. どのブラウザでも、きちんと読み込ませるために、内部で分岐するコードが必要です。
  2. CSSを作り変えたら、Gzipも作り変えないといけません。


今回のポイントまとめ

ページ表示速度が遅いと企業価値は下がり、ユーザーも逃げていく

JAVAscriptの読み込みの遅さを改善する

「ユーザーのことを考えている」という姿勢が信用獲得につながる


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