有料会員登録で全ての記事がお読みいただけます

引き合い、6割超が「良かった」と回答《...

  • トップ
  • 連載
  • > 引き合い、6割超が「良かった」と回答《景況感調査》

引き合い、6割超が「良かった」と回答《景況感調査》

リフォーム産業新聞
このエントリーをはてなブックマークに追加

リフォーム市場景況感調査 ≪2013年6月リフォーム実績≫

景況感調査2013年6月

 6月の景況感は、引き合いでは前年比で6割以上が「良かった」と回答する一方で、受注は同じく「良かった」が半数を割るなど、景況感にバラツキがあった。売上げも半数以上が「良かった」と回答したが、「悪かった」も全体の28%にのぼった。

  1. 引き合い件数は前年同月比で「良かった」(「とても良かった」「良かった」の合算)との回答が66%にのぼり好調だったが、前月との比較では「良かった」が半数以下の48%にとどまった。
  2. 受注は、「良かった」の回答が前年同月比で48%と半数を割り込み、前月比でも48%にとどまった。
  3. 売上げは「良かった」が前年比で半数を超えたものの、「悪かった」(「とても悪かった」「悪かった」の合算)との回答も28%となった。
  4. 単価は前年比で「良かった」が45%、「普通」(変わらない)が42%と同程度の結果となった。
  5. 粗利益は「良かった」が49%で「普通」を11ポイント上回り好調。
  6. 利益も半数以上が「良かった」と回答した。
【調査概要】リフォーム会社29社にアンケート調査(期間7月4日~7月16日)

≪リフォーム会社の声≫

「家を持っている人」の層まで接点広がっている

カスケホーム安藤嘉助商店(岡山県倉敷市)

 2011年からリフォーム、新築、不動産の三つ巴体制でやってきて、今年に入りうまく相乗効果を上げているようです。6月の単月でみても引き合い、受注、売上げすべて前年同月に比べ「とても良かった」と回答しました。
 リフォームそのもののボリュームはそれほど膨らんではいませんが、従来はリフォームのお客様とだけだった接点が、現在は「家を持っている人」の層全体に広がった感じで、今までになかった住まい全般に関するさまざまな相談を頂くようになりました。
 消費税増税の駆け込み需要という点では、消費税が上がるからその前に家を建てよう、改装しようと急に思い立つ人は少ないと思います。なので需要の掘り起こしにはつながっていないと思うのですが、すでに「やる」ことが決まっているお客様が当社を施工会社の選択肢の中に入れてくれているケースが増えているのだと思います。
(倉森仁司リフォーム部部長・店長)

「今年は受注、売上げとも3割増ペースと好調」

ナイスリフォーム(徳島県徳島市)

 昨年後半に店舗を移転オープンするなど動きがありましたが、それとは関係なしに徳島3店、香川3店で、今年に入り全体的に3割程度売上げが伸びています。やはり消費税増税前の駆け込み需要があると思うし、景気の上向きを皆さん感じているのではないでしょうか。
 大きな工事も小さな工事も増えていますね。逆に当社では件数がさばけずに、現在ではチラシも半分に減らし、例年2回行っているイベントも1回に減らしているくらいです。来年3月までこの傾向は続くと思っています。
 もともとは水まわりの工事が得意なのですが、最近では塗装関係の工事も増えています。また、水まわりでは大手家電量販店や全国展開している専門店の工事の手直しを依頼されることも少なくないですよ。大手の業者は確かに受注は取れているようですが、その後の工事管理ができておらず、工期が延びお客さんを困らせているケースもあると聞きます。
(湯浅祐治代表取締役社長)

毎日ニュース配信中!リーフォーム産業新聞公式LINE

【連載記事一覧】

リフォーム産業新聞社の関連サイト

閉じる