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消費税経過措置で受注一段落《景況感調査》

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消費税経過措置で受注一段落《景況感調査》

リフォーム産業新聞
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リフォーム市場景況感調査 ≪2013年10月リフォーム実績≫

リフォーム市場景況感調査 ≪2013年10月リフォーム実績≫

10月の景況感は、9月の好調さをそのまま引き継いだものの、受注件数だけが伸び悩み、前月、前年比ともに「良い」の回答が全体の半数を割った。消費税アップの経過措置として9月末までに駆け込み的に工事請負契約を済ませた消費者が多かったため、その反動があったことも一因と考えられる。

  1.  引き合い件数で「前年より良かった」(「とても良かった」と「良かった」の合算)と回答した社は全体の61%にのぼり、好調だった。秋のキャンペーンやイベントも多く行われた。また、来年3月末までの引き渡しで旧税率が適用されるため、大型リフォームを除けば、引き合いの好調はしばらく続きそうだ。
  2.  受注件数は前年比で「良かった」が48%、前月比で47%とともに前年割れとなった。
  3. 売り上げは「前年より良かった」との回答は全体の64%で、前月の結果から7ポイント上昇した。前月比では53%が「良かった」と回答し、前月の結果から5ポイントの上昇。
  4. 単価は前年より「上昇」したのは49%とほぼ半数。前月比では「アップ」が40%となった一方、「ダウン」(「とても悪かった」と「悪かった」の合算)も20%となっている。
【調査概要】リフォーム会社31社にアンケート調査(期間11月6日~11月13日)

≪リフォーム会社の声≫

「3月までの引き渡しに職人確保が必至」

フレッシュハウス(神奈川県平塚市)

 10月はとくに全社的なイベントは開催しませんでしたが、消費税の後押しによって発生案件は確実に増加しました。

 全社的な取り決めはとくにしていませんが、営業マン1人ひとりが「大きな工事はこれからだと職人さんを押さえるのが難しくなります」という感じで対応していますから、契約を急がれるお客様もかなりいらっしゃいました。実際、12月に着工となると、年をまたいで足場を組むことは避けたいので、どうしても1月中旬スタートになってしまうし、そうなると3月末までの引き渡しが微妙なラインとなります。いずれもにしても職人さんの確保が大変です。どうしても新築物件の方が優先されがちですから。

 大型リフォームの契約は当社でも増えています。とくに増築については行政の確認申請が厳しかったのが、ここ最近少し下りやすくなってきたようです。増改築は以前から変わらず、2世帯にしたいという依頼が多いです。
(石井隆二副部長)

  • 9月に大きなイベントがあり前月比でかなり下がった(愛知・新築工務店)
  • 価格訴求型から生活提案型への転換を図る。接客マナー、工事現場の精度とマナーの向上にも努力中(栃木・リフォーム専門店)
  • 小工事でも、忙しくても喜んで施工した結果、紹介案件が増えたと思う。季節柄、塗装工事が多かった(愛知・リフォーム専門店)
  • 育成イベントの継続により毎月の数字が安定している(愛知・新築工務店)
  • 地方都市では低調な景気です。11月2、3日でイベントを開催(京都・新築工務店)
  • 少し動いてきたか?(新潟・リフォーム専門店)
  • 付加価値の高いリフォームの提案を心掛けている(石川・建設)
  • 消費税アップ前にOB客を中心に駆け込み需要が増えた(兵庫・リフォーム専門店)
  • 業者紹介サイトからの客の単価が下がった。直接当社に連絡がお客様から来るよう、紹介サイトに頼らない集客方法を導入している(大阪・外壁塗装)
  • 職人不足が一番のネック(新潟・建材卸)
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