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安藤嘉助商店 安藤社長 → 井尻ハウビング 井尻社長

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交友録

~第28回~ "先代のやり方を変える"で共感
よく会って何でも話し合います

安藤嘉助商店 安藤社長 井尻ハウビング 井尻社長
安藤嘉助商店(岡山県倉敷市)
安藤辰 社長

右

井尻ハウビング(京都府亀岡市)
井尻 健社長
《安藤社長プロフィール》
昭和50年5月28日生まれ、岡山県倉敷市出身。明治16年創業の5代目。立命館大学卒業後、求人広告の営業に従事するも1年で退職し、アジアに放浪の旅に出る。沖縄の伊平屋島で1年海人生活を経験したのち家業を継ぐ。趣味はバッグパッカー、バイク、信条は「永続する企業」。
《井尻社長プロフィール》
昭和49年4月5日生まれ、京都府亀岡市出身。近畿大学卒業後、商社を経てリフォーム業界に入る。平成14年、28歳の時に家業を継ぐため亀岡市に戻り、38歳で代表取締役に就任。趣味は居酒屋巡り、信条は「一期一会」。

 確か7、8年前、TOTOリモデル店会の会合で、後継者問題について私が講演したあとで、井尻社長が挨拶に来てくださったのが最初の出会いでした。

 その時私は、130年続く会社の5代目という立場から、「経営方針を変えたくない先代は多いが、時代は常に変化しており、経営も変革し続けるべき。でなければ会社は自滅するし"変われない"ことは自己否定につながる」というような話をしたと思うのですが、井尻社長がとても共感してくださったようなのです。彼も60年続く3代目で、抱える悩みもまた大きかったのでしょう。

 それ以来、よく会ってよく話をします。なぜだか仕事の話は少ないのですが...(笑)。

 前号の当欄でマエダハウジングの前田社長が"彼も私も人生の伴侶が某住設メーカーショールームのアドバイザー"という話をしていましたが、実は井尻社長も同じなのです。だから、夫婦3組で仲良く食事に行ったり温泉に行ったりもするんです。

 それから先日は、彼の東京の行きつけだという「有薫酒蔵」というお店に連れて行ってもらいましたよ。「高校寄せ書きノート」が有名な店で、全国2500校以上の高校のノートが置いてあります。NHKの番組で店の存在を知り、最初は奥さんと訪れたそう。高校の思い出話だけでなく、仕事の苦労や定年後の選択、そんな人生の縮図のようなノートを、この前も2人でじっくり読みふけりました。

 井尻社長は石田純一似のイケメン。性格は繊細にしてかつ大胆、かな。魅力的な経営者だし、何より大切な友人です。

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