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"住宅屋根用化粧スレート"市場、250億円

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"住宅屋根用化粧スレート"市場、250億円

住宅設備建材マーケットデータ
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住宅設備建材マーケットデータ第11回 『住宅屋根用化粧スレート』 

耐久性にも優れ、低価格な屋根材として人気がある住宅屋根用化粧スレート。天然タイプから人造タイプが主流になるにつれ、市場は業界再編を経て1社にほぼ集約された。

ガリバー・ケイミューの独壇場~ワントップが君臨

 スレートは、もともと粘板岩を薄い板状にしたもので、陶器瓦に比べ半分以下の軽さで、耐久性にも優れ比較的低価格な屋根材として人気がある。さらに、天然の粘板岩でできた天然スレート、セメント等を原料とする人造スレートに分かれ、現在は人造タイプが主流を占める。人造スレートは、加工性や耐久性が高いメリットがある半面、表面塗膜が色あせするためメンテナンスを要するデメリットがある。

 スレート市場は、リーマンショックを機に縮小し、2009年には1500万㎡そこそこまで落ち込んだが、東日本大震災後、需要は緩やかに回復しつつある。

【グラフ1】市場規模推移
【グラフ1】市場規模推移(住宅屋根用化粧スレート)
【グラフ2】需要形態
【グラフ2】需要形態(住宅屋根用化粧スレート)

 クボタと松下電工の業界大手2社が合併したケイミューが圧倒的に強く、ガリバー企業として市場をほぼ独占する。

【グラフ3】メーカーシェア
【グラフ3】メーカーシェア(住宅屋根用化粧スレート)

人造スレートが主流になる前は、天然スレートのみが屋根材として、世界中の大型建築で使われていた。天然石ならではの重量感、高級感があり、フランスのモン・サン・ミッシェル修道院、パリのルーブル美術館、日本では東京駅の屋根材として使用されている。

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