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サイトボリュームを増やし上位表示を有利に

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サイトボリュームを増やし上位表示を有利に

株式会社グランドコンセプト 石川峰行 代表取締役
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SEO対策

第9回 ~サイトボリュームを増やし上位表示を有利に~

 検索エンジン最適化(SEO)のためには「サイトの内部要素」「サイトの外部要素」「サイトに対するアクセス数」の3つの要素について対策を講じる必要があります。

 検索結果順位を決定する上では、「サイトの内部要素」(内部対策とも言う)が30~40%影響します。第7~8回では、検索エンジンから重要視される「専門性の高さ」および「キーワード出現率」の対策を解説しました。「辞書」や「ウィキペディア」のように特定の領域に強く、充実した内容に作り込んでいく際、関わってくるのが「サイトボリューム」なのです。

サイトボリュームとページ数の違い

 サイトボリュームを増やすことは、単純にページ数を増やすことではありません。その違いはテキスト量(文章量)です。

 写真や画像のみのテキストの無いページを大量に作成しても、テキストがないためサイトボリュームの増加にはなりません。

 かと言って、各ページに100文字程度のテキストを加えても、これまた意味がありません。400文字程度以下のテキスト量ではそもそもインデックス(検索エンジンにデータとして認識、登録されること)されない可能性があり、ページそのものが存在しないものとして扱われてしまうのです。

 結論として、サイトボリュームを最適化するためのテキストは、各ページ1000文字以上のオリジナルコンテンツで作ることが必要となります。

 ここで、「各ページ1000文字以上」と聞いて間違いを起こしてしまうのが、コピーページによるサイトボリュームの増加です。

 どうせ見つからないだろうと他社サイトからテキストをコピーすることは絶対にしてはいけません。検索エンジンは、テキストコピーを発見すればペナルティを科すこともあります。あくまでもオリジナルのテキストで作成してください。

 ただし、 一定範囲でのコピーが許される場合があります。図のように自社サイト内のヘッダーやサイドバー、フッターが共通テキストとなる場合です。(下図)

SEO

 注意点として、例えば図中のヘッダー、サイドバー、フッターエリアに800文字のテキスト、オリジナルテキスト部分に200文字テキストである場合はこのページの80%がコピーテキストとなってしまいますので、共通テキストがページ全体の20%以下とすることが大切になります。

 検索エンジンにとってコピーページは価値が無いと判断されるばかりか、インデックス削除などのペナルティの対象ともなりますので対策が必要です。

  1. オリジナルテキスト部分がページ全体の80%以上となるようなテキスト量にする
  2. ヘッダーなどの共通部分をalt無しの画像(テキストとして扱わない)としてオリジナルテキスト部分のテキスト量を増やす  など...

 「オリジナルで1000文字以上」と聞くと一気にハードルが上がる印象を受ける方も多いと思いますが、ここを乗り越えた会社がネット集客に成功しているといえるのです。サイトボリューム増やすこととは、定期的にコツコツと豊富なテキスト量のページを追加することが最も効果的です。言い換えれば「時間を資産に変えること」がライバル会社に圧倒的な差をつける最も有効な対策となるのです。

株式会社グランドコンセプト 代表取締役 石川峰行氏

≪ Profile ≫

毎月15から20件の新規問い合わせのある自社サイトを運営。
実践型ウェブ集客コンサルタントとしてクライアントの売り上げ向上を実現。
一級建築士。
株式会社グランドコンセプト 石川峰行 代表取締役

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