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おざなりになっていませんか?内部リンク対策

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おざなりになっていませんか?内部リンク対策

株式会社グランドコンセプト 石川峰行 代表取締役
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SEO対策

第10回 ~多くのサイトがおざなりになっている内部リンク対策~

 検索エンジン最適化(SEO)のためには「サイトの内部要素」「サイトの外部要素」「サイトに対するアクセス数」の3つの要素について対策を講じる必要があります。

 今回は検索結果順位を決定する上で30~40%の影響を持つ要素である「サイトの内部要素」(内部対策ともいう)の中で重要な要素でありながら、多くのサイトがおざなりになっている「内部リンク」について解説します。

リンクの役割

 リンクという言葉には「つながる、つなぐ、関連づける」の意味がありますが、ネット上におけるリンクは「関連づける」という意味で用いられています。サイトの場合、現在見ているページから同サイトの他のページへ、あるいは別サイトの特定のページへ移動する際の位置情報を表すのがリンクで、文章内に埋め込まれたアンカーテキスト(文字列)とバナー(画像)の形態に分類されます。ネット上のサイトやページはこのリンクによって相互に関連づけられ、検索エンジンのロボットもこのリンクをたどってサイトを訪問し「何に関する専門サイトか」を分析し、検索結果順位に反映させているのです。

 よって、リンクのないサイトは検索エンジンはおろか、誰にもその存在を気づいてもらえない結果となる可能性があるのです。

 このようにリンクはネット上にある自社サイトの存在を検索エンジンや閲覧者に知ってもらうためにも必要不可欠な要素なのです。

内部リンクの役割

 SEOにおいては「内部リンク」「発リンク」「外部リンク(被リンク)」など、リンクの種類に応じた対策が必要となります。

 内部リンクとはサイト内部のリンクのこと。例えば自社サイトが「トップページ(地域名+リフォーム)」、「地域名+マンションリフォーム」、「地域名+戸建リフォーム」、「会社案内」という構成であった場合、トップページにはサイト内のメニューとして「地域名+マンションリフォーム」や「地域名+戸建リフォーム」というアンカーテキスト(文字列)、これらを連想させるバナー(画像)を配置します。ページ内に配置したアンカーテキストやバナーと実際に表示させたい「地域名+マンションリフォーム」ページをサイト内部で関連づけることから内部リンクと呼ばれます。

 この内部リンクで重要なのが、アンカーテキストは狙ったキーワードとすること。この場合でいうと「地域名+マンションリフォーム」の文字列でリンクさせることです。これは閲覧者の使い勝手が良いというのもありますが、検索エンジンに対して「このリンクの先には『地域名+マンションリフォーム』ページがありますよ」と認識させる効果があるからです。

 つまり、よく見かけるアンカーテキスト「コチラへ」という内部リンクは良くない内部リンクということです。リンク先のコンテンツが「地域名+マンションリフォーム」なのに、アンカーテキストが「コチラへ」では見出しとコンテンツに不一致が生じ、検索エンジンに評価されないのがその理由です。

 よって内部リンクには検索エンジンに対し「このリンク先にアンカーテキストに表示されている見出しのコンテンツがあります」と伝える重要な役割があることを理解し、アンカーテキストには適切な文字列を表示した上で内部リンクを配置するようにしてください。

 また、検索エンジンに対してサイト内に特定のコンテンツの存在を伝える内部リンクの役割を十分に生かす意味でも、同一ドメイン内における内部リンクは適切な文字列のアンカーテキストを数多く配置することが有効となります。

株式会社グランドコンセプト 代表取締役 石川峰行氏

≪ Profile ≫

毎月15から20件の新規問い合わせのある自社サイトを運営。
実践型ウェブ集客コンサルタントとしてクライアントの売り上げ向上を実現。
一級建築士。
株式会社グランドコンセプト 石川峰行 代表取締役
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