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売上前年同月比「良かった」53%《景況感調査》

リフォーム産業新聞
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リフォーム市場景況感調査 ≪2013年5月リフォーム実績≫

景況感調査2013年5月

5月の景況感は、とくに売り上げに関して「伸びた」と回答した会社が全体の7割超となった前月4月と比べると全体的にトーンダウンしている。しかし、引き合い件数、売り上げともに「良かった」が半数を超え好調だ。

  1. 引き合い件数は前年同月比で「良かった」(「とても良かった」と「良かった」の合算)が全体の52%を占め、前月比でも57%となり好調。一方、前年比で「悪かった」(「とても悪かった」「悪かった」の合算)も2割を占めた。
  2. 受注件数は、前年同月比で「良かった」の39%に対し、「普通」が47%と上回り、ややかげりが見える。
  3. 「売り上げ」は前月に「良かった」が全体の7割を占めた反動もあって、今月は前月比で42%と伸びとどまった。前年同月比では53%が「良かった」と回答。
  4. 単価は、前年比で「変わらない」が約半数近く占めた一方、「良かった」も約4割に達し比較的好調。
  5. 粗利益は「変わらない」が半数、「良かった」が「悪かった」を28ポイント上回った。
【調査概要】リフォーム会社36社にアンケート調査(期間6月10日〜6月15日)

≪リフォーム会社の声≫

「取り組みに変化はないが、昨年より好調に推移」

キイチ(愛媛県松山市)

 昨年の6月から9月あたりまで業績があまり上がらず、「何でだろうな」と思っていたのです。リフォーム業界もこの時期はむしろ繁忙期ですから。しかし、日本経済のGDPがその時期、年率換算で3.5%減に落ち込んでいたのが分かって「なるほど!」と実感したのを覚えています。
 今年は昨年と違って、引き合いも受注も順調に伸びています。アベノミクス効果は実感できていませんが、今後少しは期待できますし、消費税増税の前倒し需要も、5%に引き上げられた時と同様、確実にあるでしょう。あの時と同じように夏以降に本格化すると見ています。
 会社の取り組みに関しては、たとえばイベントを新しく開催したり、取り扱い工事を増やしたりといった変化はありません。なので、当社の売り上げも景気に左右されやすいと感じています。エコキュートやシステムバスの受注がとくによく伸びていますね。
(三角幸雄社長)

「消費税増税は、新築と違いシビアに見なければ...」

ピエロホーム(埼玉県三郷市)

 5月は、引き合い件数と売り上げに関して、前年同月に比べ「良かった」と回答しました。たまたま大型物件が1件入ったためです。これは一般住宅ではなく事務所の改装でしたが、もとは一般住宅のリフォームをさせていただいた方からの紹介でした。当社ではリピートのお客様が約5割、次いで紹介のお客様が多いですね。
 ここ数カ月見て、景気が上がっているという実感はありませんね。アベノミクスもほとんど影響ないし、当社の業績も「若干、見積もりが増えてきているかな」という程度で、良くも悪くもなっていません。消費税増税前の駆け込み需要という点では、新築と違いリフォームはむしろシビアに見なければならないでしょうね。
 折り込みチラシを継続して入れているほか、新しくリフォームのポータルサイトにも加入しました。紹介物件が成約すれば成約料を払うだけのシステムなので、試してみようと思っています。
(嶋脇裕晶社長)

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