このキーワードで検索

有料会員登録で全ての記事が
お読みいただけます

2013年、増税前需要で躍進《景況感調査》

紙面ビューアーはこちら
  • トップ
  • 連載
  • > 2013年、増税前需要で躍進《景況感調査》

2013年、増税前需要で躍進《景況感調査》

リフォーム産業新聞
このエントリーをはてなブックマークに追加

≪ 2013年リフォーム景況感調査まとめ ≫

 本紙が毎月集計を行う「リフォーム市場景況感調査」で、2013年1月から12月までの集計数字が出揃った。月別推移でみると、年の後半は消費税増税前の駆け込み需要により、売上高が「前年同月より良かった」と回答した社が7〜12月の平均値で前年を11ポイントも上回った。

2013年売上高

 ①売上高の月別推移を見ると、4月と7月に「良かった」が70%を超えた。いずれの月にも「増税の影響なのか大型物件が動いた」「増税前の取り組みがすべてプラスに働いている」といった声が聞かれた。
 10月以降は「良かった」の割合がよく伸び、前年の「良かった」から大きくポイントアップしている。
 1~12月の平均で見ると、2013年は「売上高が良かった」が56%と半数以上を占め、前年よりも3ポイント上昇した。また、7~12月の下半期に絞り平均値を出すと、「良かった」の回答はさらに増加し62%となり、前年を11ポイントも上回った。

2013年売上高 2013年売上高

消費税増税前の駆け込み需要は、大規模工事以外のリフォームでは消費税増税が正式決定した10月以降に顕著に表れた。2014年3月末までの引き渡しに間に合う「最後のチャンス」として、各社が年末をピークに訴求した効果も後押しした。前年同月比で「良かった」と回答した社は12月までの3カ月間、いずれも全体の60%を超え、2012年集計の「良かった」割合を13~21ポイント引き離している。

 ②引き合い件数の月別推移では、6月の時点から「良かった」の割合が前年よりも増加していることが分かる。顧客の消費税増税への関心は比較的早い段階から芽生えていたようだ。
 引き合い「良かった」半面、受注逃す動きも

2013年引き合い件数

 一方、③の受注件数では、9月と10月において「良かった」の回答が50%を割り、前年の結果(「良かった」の割合)をも下回った。②の引き合いで「良かった」と回答した社が、受注は悪かった、あるいは変わらなかったと回答していることになる。
 ただ、11月と12月には「良かった」が急増し、前年の結果を大幅に上回っている。

2013年受注件数

 ④単価については、「大型物件が増えた」と回答した会社が多かった7月にグッと伸びたものの、前年との比較ではそれほどの変動はなかったようだ。リフォーム金額の大きい小さいにかかわらず、消費税増税前にリフォームしたいと考えた顧客が多かったとみられる。

2013年単価

 ⑤利益については、11月と12月にそれぞれ「良かった」が60%以上を占めた。4月と7月も前年の結果を大きく上回っている。

2013年利益

この記事の関連キーワード : 利益 受注 増税 大型 消費税 駆け込み

毎日ニュース配信中!リーフォーム産業新聞公式LINE

【連載記事一覧】

リフォーム産業新聞社の関連サイト

PR
PR
  • 広告掲載
  • リリース投稿
  • お問い合わせ
PR

広告

くらしのお困りごとを丸ごと解決するプラットフォーム EPARK
閉じる