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リスティング広告→最適なランディングページを

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リスティング広告→最適なランディングページを

アークフィール 佐々木大樹 常務取締役
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リスティング広告最前線第9回 ~リスティング広告から流入したユーザーに最適なランディングページをつくる~

 みなさんこんにちは。
 前回まではリスティング広告の「広告文」について説明をしてきました。
これで、第3回でお話ししたリスティング広告の成否を分ける3要素のうち、「キーワード」「広告文」が終わり、いよいよ最後の「ランディングページ(LP)」の話を始めたいと思います。

1. ランディングページに必要不可欠な3要素

 ランディングページとは、簡単に言うと、検索などでサイトに流入したユーザーが最初に目にすることになるページのことです。
 こういうと、「なんだ、サイトの中の1ページか、それなら普通のページと同じように作ればいい」と言われる方がいらっしゃるかもしれません。

 確かに同じ1ページではありますが、今回お話しするランディングページは、主としてリスティング広告で集客をした場合に、ユーザーが最初に見ることになる場合のページのことであり、基本的にはその他のページを閲覧・回遊することなく訪れるページです。

 その状況の中で、ユーザーに反応を起こさせるためには、以下の3つの要素を兼ね備えたランディングページをつくる必要があります。

  1. 「キーワード」「広告文」と連動させる
  2. ユーザーの心理的ハードルを下げる反証を載せる
  3. ユーザーの望むオファーを設計する

 今回は1、2についてお話しします。

2. LPは「キーワード」「広告文」と連動させる

 ページをつくる、となると、ついついページのデザインやレイアウトなど、制作するページ単独でものを考えがちになってしまいます。

 リスティング広告は、ユーザーが検索窓にキーワードを打ち込み、広告文を読んで、それからランディングページにたどり着きます。そのため、実際にリアクションを起こさせるには、ユーザーのその一連の行動の中にランディングページがあるのだということを意識しなければなりません。

 具体的に言うと、キーワードや広告文に書いてあることが分かりやすい形で、LPにも書いてある必要があります。たとえば、「トイレ リフォーム 千代田区」と検索したユーザーが見るLPに、「リフォームすべてお任せ、関東対応」、などと書いてあれば、ユーザー心理としては、そのページを読み進めることができないのは容易に想像がつくと思います。

 キーワード→広告文→LPというユーザーの行動の流れ、心理の流れに沿ったページを設けることが必要です。

3. ユーザーの心理的ハードルを下げるための反証

 ユーザーがLPにたどり着いたとき、他のページをいろいろ見てもらってから反応を期待するのではなく、LPの中を見ていただいただけで反応してくれるのが最良です。そのためには、ユーザーが最初に見ることになるLPの中で、顧客事例や社会性、権威付けなど、ユーザーの心理的な障壁を取り除くためのコンテンツを配置することが肝要です。

 ユーザーが入力した検索キーワードから想定できるユーザーの心理的不安、広告文を読んでからユーザーが知りたくなること、試してみたくなること、それらの問いに対する答えをページ内に用意することで、ユーザーをページから離脱させることなく、期待するリアクションにつなげやすくなります。

 次回は、LPの3つ目の要素である「オファー設計」とランディングページのまとめについてお伝えしていきます。

アークフィール 佐々木大樹

≪ Profile ≫

1982年島根県生まれ。アークフィール株式会社常務取締役WEBマーケティング事業部長。WEBサイトを活用したマーケティングで自社の新規顧客獲得を一手に担う一方で、クライアントへの集客支援コンサルティングも行っている。アークフィールで運営しているWEBサイトは20サイトを超える。
アークフィール株式会社 佐々木大樹 常務取締役
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