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"複合フローリング"市場、1500億円

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"複合フローリング"市場、1500億円

住宅設備建材マーケットデータ
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住宅設備建材マーケットデータ第4回 『複合フローリング』 

複合フローリング、とりわけシートフロアは、今や住宅用床材の主流を占める。
国内市場は成熟しており、海外からの製品も増えている。

シェアトップの大建工業を、永大産業、パナソニックが追う展開

 フローリングには天然木の単層フローリングと、合板に板やシートを貼り付ける複合フローリングの2種類がある。単層フローリングは反りや収縮が起きやすく割高なのに対し、複合フローリングは反りや寸法変化が少ないのが特徴。フローリング市場全体が成熟する中で、近年急速に人気を高めているのがシートフロアで、人気の秘密は優れたデザイン性、キズやへこみがつきにくい丈夫さ、手入れが簡単な点にある。

 市場は2006年にピークをつけた後、リーマンショックをはさみ縮小を続けたが、2010年からは再び拡大基調に転じた。中でも、シートフロアが爆発的に普及し、最近では住宅用床材の7割近くを占めるといわれる。

【グラフ1】市場規模推移
【グラフ1】市場規模推移
【グラフ2】需要形態
【グラフ2】需要形態

 メーカー別では、単層・複合あわせたフローリング市場全体で、大建工業が3割に迫るシェアトップ。これに、永大産業、パナソニックが続く。

フローリングの歴史は、技術革新の歴史でもあり、耐磨耗性、耐傷性の課題を克服したのに続いて、遮音性もかなり向上した。最近人気のシートフロアは、合板に印刷した多層フィルムを貼ったもので、デザインは自由自在。1枚の板幅も、合板の上に天然木を貼る突き板より広い10cm、15cmが簡単に作れる。本物の木より美しい風合いも表現できる。

【グラフ3】メーカーシェア
【グラフ3】メーカーシェア
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