詳しい情報の提供で成功するHPに！ 《成功するWEBサイトとは》

第23回　～詳しい情報を伏せて待つのはだめ！～

≪ Profile ≫

集客と売り上げアップにつながるホームページ構築技術（PHP・SEO・CSS・MYSQL）により、帝国データバンクと業務提携。日本全国から引き合いが多い。帝国データバンク主催のWEBセミナー講師、パナソニックエコソリューションズ創研のWEBセミナー講師として、全国でセミナーを展開中。VPN構築と社内インフラ設計、アプリ開発を行う。

有田電器情報システム　代表取締役社長　有田栄公

今回取り上げるのは、ホームページ上での情報の出し方です。もったいぶって情報を小出しにするのはいまやタブー。こちらから積極的に情報を提供していく「情報の先出し」こそ、お客様に支持される条件となっています。

「情報の先出し」で顧客を惹きつける

　お客さんの気を引くようなキャッチコピーと、簡単な説明ページだけを掲載しているサイトがほとんどですが、これでもか！というぐらい詳しく、丁寧に、詳細に説明を書くこと！商品やサービスだけの説明ではなく、これでもか！というのか下記のようなことまで明記することです。

1. このように使用する場合はこの部分を注意して、、、、
2. このような使い方も出来ます。
3. 半年ほどたつと、○○○を交換することをお勧めします。
4. 電気代はこれぐらいかかります。
5. デメリットとして、○○○があげられますのでご注意を！
6. 多くのお客様から○○○という声をいただいております。
7. 実際に施工していただいたお客様に、○○○とほめられました。
8. 長くお使いいただくために、まず最初に、○○○をご説明しています。なぜならば、○○○だからです。
9. これとこれを組み合わせると、こうなります。
10. 一度にここまで施工させていただくと、お得です。
11. じつは、床下をまず見てから、判断します。理由は○○○だからです。

　などと、どうせお客様に営業時に伝える言葉ですから、先に、事前に、サイトに情報を公開するやり方です。「情報の先出し」と私たちは言っています。

　お客様に、もっと情報を！さらに情報を！のスタイルで更新してみてください。

詳細情報無いサイトは消費者がどんどん離脱

　みなさんも、自分がお客さんの立場になって考えてみてください。
その業種、そのサービス、その工務店など、類似したサイトがたくさんあります。

　そのサイトの中からお客様が何を目的に選ぶのかとなると、品質、サービス、アフター、信頼、有名などのさまざまな情報の中で判断することになるので、詳しく掲載していないと（小出しにしてしまうと）お客様は、他のサイトに情報を求めて探し出します。せっかく訪れた御社のサイトから離脱します。離脱されると、他のサイトで情報が詳しく掲載されているところに、目が留まり、御社がせっかく興味を沸かしたにもかかわらず、御社にお問い合わせや電話が来ることはありません。

「詳細はお問い合わせ」の情報の小出しは非常識

　「さらにくわしくは、お問い合わせください!!」これは最近の常識として、WEB上ではタブーです。今まではよかったことでも、サイトの数が急激に増え、情報が散乱している今では、非常識になっていることがたくさんあるのです。
よくあるケースとして、

1. 同業者に知られるとまねされて困る
2. 自社がどのような営業手法なのか、同業者に見られたくない。
3. お客様へのセールストークなので、真似されたくない。

　だいたいこのようなことが原因で、「情報の先出し」を拒んでいませんか？

　もうそのような時代ではないのです。情報が散乱しているのです。

　WEBマーケティングでお問い合わせや電話がほしいのですから、「お客様とお会いしたときに詳しく話す」なーんてことは、大間違い。WEBマーケティングは、クロージングまで行いません。目的は、集客です。見込み客集めです。お客様とお会いするためのツールです。よって、WEB上では、情報の小出しは非常識となります。

　私たち専門家でも、ついつい「これ以上の情報を公開するのは危険ですね！」なーんてことによく陥ります。今回の項目も、常に意識して、忘れないようにして、業務を遂行しています。